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今回はスキャンした画像のホコリ、キズを、スタンプツールや修復ツールよりも簡単に除去する方法を。
一見面倒臭そうに見えますが、理屈を理解すればものすごく楽チンなやり方です。
ちょっとややこしいですが、よく読んでください。
(1)まず元画像の上に複製レイヤーを作ります。
便宜的に元画像を「下画像」、複製レイヤーを「上画像」と呼びますね。
(2)まず表示倍率を100%にして、その画像(この時点では上も下も同じ画像)の粒状性を観察しましょう。ノイズの乗り方をよく見て下さい。
(3)上画像をオフにして見えなくします。下画像のレイヤーを選択し、「フィルター」→「ノイズ」→「ダスト&スクラッチ」で小さなキズ、ホコリが消える程度まで半径を調整します。
(4)ホコリの消えた下画像(ただし、その分ボケている)に、元画像と同じくらいのノイズを新たに乗せます。上画像と似た感じになるようノイズの半径を決め、必要であれば半径0.5〜1くらいのガウスぼかしも併用して上画像と粒状性を似せます。
(5)この時点で、上画像は元々の画像、下画像は粒状性は似ているが輪郭のボケた画像です。わかります?
(6)ここで上の画像を選択し、不透明度、流量ともに100%のケシゴムツールでホコリの上をなぞってください。あ〜ら不思議(でも何でもないが)ホコリが消えていく、消えていく。
どうです? よ〜く読んで、一度試してみて下さい。
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